文字変更
背景色
いすみ市生まれいすみ市育ち。かつては移住者が苦手だったということだが、今では地域のみんなのおばあちゃん。お酒好きから始まって、今では移住者と旧住民を繋ぐ架け橋のような存在に。
地元の方が気軽にこれる店「居酒屋やよい」を経営しています。焼き鳥、鍋、季節ならではのもの使った料理を提供しています。地元では捨てられる食材であるサメを使った料理なども出しています。 来ていただくお客さんに、あそこに行けばお母さん、おばあちゃんの味を食べられるお店だと思ってもらえると嬉しいです。
やよひさんが作ってくれたキムチ鍋
50歳になり自分らしく生きるためにこのお店を始めました。お酒が好きな私が食で人と繋がり、たくさんの人が集う場所となる空間があったらいいなという気持ちでこの「居酒屋やよい」を続けてきました。子育ても終わり、親としての役目を果たせた際に、残りの人生は自分が理想としていることをやろうという気持ちになったことがきっかけです。
アットホームな店内。夜はお客さんでにぎわう場所となる。
私は、みなさんの笑顔や感謝、「美味しかった」という言葉を利益だと徹してこの二十年間お店を続けてきました。また、「ありがとう」「また来るよ」という言葉がとても嬉しいです。もちろんお金という利益は大事です。しかしお金で買えるものではなく、お金で買えないものである、人の笑顔や感謝の心、そして人との繋がりを、これまでも、またこれからも大事にしていきたいです。
居酒屋やよいの看板
移住して来た人たちと地元の人たちの意見交換できるような場づくりをしたいと考えています。最初は移住者のことは嫌いでしたが、今はその考えが変わって来ました。きっかけは新しい考えを持った人たちと交流した際に、このままでは時代に置いていかれると衝撃を感じたからです。新しく来た人の良い意見は取り入れ、地元の風習は理解してもらう。そんなきっかけになるような場所を作っていきたいです。
いすみ市は「伸びしろのある町」だと思います。移住者や観光に来た人たちからいすみの魅力を聞くことが多々ありました。それは地元の人たちからしたら当たり前のようなことばかりです。しかし、言われて初めてこの地域の魅力は当たり前の中に隠されているということに改めて気づかせられました。昔から住んでいる人では気づかない魅力や地域資源を生かした、新しい意見に期待しています。
インタビュー一覧へ