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いすみでの生活

田舎で暮らすために

多くの日本の田舎と同様に、いすみ市にも古くから地域に伝わる習慣やルールがあります。都会の自治会規約のように文章にされていないこともあるので、新しく移り住んできた方やこれから移住しようという方には、馴染みのないものかもしれません。

地域のルールの由来は、農作業の労苦をねぎらう行事であったり、五穀豊穣や家内安全、無病息災などを願う行事であったり、冠婚葬祭や防災など、個人では負担の重い事柄に対する共同作業であったりと、その根幹には、人と人のつながりや助け合いなど、現代においても大切な考え方があります。

これらのルールも生活の多様化や地域の事情により少しずつ変わってきています。ここでは少しでもいすみ市での生活をイメージしていただくとともに、祭りなどを交流のきっかけにしていただければと考え、大まかに地域の行事などを紹介しています。

集まりに関すること

地区や近所の集まりなどは、地元の人とのお近づきの機会と考え、積極的に参加してはいかがでしょうか。

ひあり

新年の顔合せや地区行事の計画などのために行われていましたが、現在では、近所の懇親のため集会所において飲食することが中心となっています。

子安講

時期は地区によって区々ですが、安産や子供達の元気な成長を祈るために行われます。現在では、既婚女性の親睦やレクリエーションの場となっています。

暮らしに関すること

子供会(育成会)や消防団は、子育て世代のお父さん、お母さんの友達づくりのチャンスだと思います。

青年会

会員同士の親睦や交流促進のため、旅行や納涼大会、レクリエーションなど実施しています。

子供会(育成会)

小学生及びその親が参加しています。子供同士や親子間の一層の親睦を図るため、キャンプや日帰り旅行、クリスマスなど様々な行事を企画しています。

消防団

常備消防と協力しながら、火災発生時の初期消火や残火処理をはじめ、台風や地震など災害時には、地域の安全を守るため活躍しています。

その他

地区会費、消防後援会費など、20,000円~30,000円程度の年会費を地区ごとに集めています。その他、祭礼寄付や子供会費などがあります。

祭りに関すること

祭りは、五穀豊穣や家内安全を祈願して行われます。秋祭りは、稲刈りなどの農作業が一段落した9月頃に開催されますが、事前に「のぼり」を建てたり、神輿に加え、山車やお囃子を披露する地区があったりと、個性豊かな催しです。
農家のみなさんは、早朝から作業をすることもあり、草刈機や農機具の音で目覚めることもあると思います。田舎暮らしは、思ったより忙しくもあります。

田舎暮らしに興味がある方は、目的を明確に持ち、移住候補地の選定や地域の様子を楽しみながら調査し、移住に向けて準備していくことをお勧めします。

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