関野啓子さん（せきのけいこさん）

伊勢海老などその他魚介類の問屋である老舗「やまじゅう」が経営している飲食店「海老屋」で働いている。

どんな活動をしていますか？

私は、伊勢海老やタコ、鮮魚を仕入れ、全国に出荷している「やまじゅう」が経営している「海老屋」という飲食店の店長をしています。その日とれた新鮮な「刺身の盛り合わせ」や、野菜の天ぷらの「おっかさん御膳」、いすみでとれた伊勢海老を使った「伊勢海老天丼」を提供しています。特におすすめは「伊勢海老天丼」です。

取材の日は朝市に出店中

はじめたきっかけはなんですか？

私は御宿出身ですが、人とのつながりでお仕事をすることになりました。「やまじゅう」は、もともと飲食店はやっていませんでしたが、お客さんから「新鮮なタコや伊勢海老、魚を実際に食べる場所が欲しい」と、意見をいただき、「海老屋」をオープンしました。今年でもう開店してから4年目になり、たくさん方に来ていただいています。

朝市ではタコを丸々一匹販売している

一番大切にしていることはなんですか？

食べに来ていただいたお客様に「おいしかった」と喜んで帰ってもらうことです。今では北海道など遠くからテレビを見てきてくれるお客さんがたくさんいます。また、伊勢海老丼を食べにわざわざ何度もいすみまで足を運んでくれるリピーターの方もいらっしゃいます。みなさんに満足して帰ってもらうことが何よりだと思っています。

朝市の出店中関野さんは終始明るく販売をしていた

今後の目標を教えてください

いすみの大原のいいところを多くの人に知ってもらいたいです。例えば地蛸など、おいしいものがたくさんあるし、気候もちょうどよくて住みやすい。いろいろないい面を知ってもらって、いすみに訪れる人を増やしたいです。今日出店している朝市も美味しいものを知ってもらうためにやっています。まずは私達からいすみを盛り上げていきたいです。

新しくいすみに来る方にメッセージをお願いします

新しくいすみに来る人には、ぜひ「大原はだか祭り」に参加してほしいなと思います。私や仲間たちは裸祭りが大好きで、1年で一番楽しみにしています。とても盛り上がる祭りなのですがいろいろな事情でいすみから離れてしまって、帰ってこない人もいて、お祭りの参加者が減ってきてしまっています。外から移住してきた人たちに参加してもらうことで、これからの文化継承につながってほしいです。また、漁業ややまじゅうの仕事など、いすみの仕事に就いてくれる人が増えると嬉しいです。

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