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いすみ鉄道応援団団長「駅は地域の玄関口」

掛須保之さん(かけすやすゆきさん)

旅館を経営しながら、いすみ鉄道応援団団長を務める。国吉駅を拠点にいすみ鉄道を観光列車として観光客に最高の思い出を残す。

どんな活動をしていますか?

家業として旅館「松屋旅館」を経営しながら、いすみ鉄道応援団の応援団長をしています。普段は国吉駅を拠点として活動をしています。国吉駅をリニューアルし、駅裏には休耕田を使ってお客さんがくつろげる公園を作りました。また、国吉駅には二次インフラがなかったことから、レンタサイクルも無料で提供しています。国吉駅で購入できるポップコーンは子供にとって思い出の一つにもなっています。

国吉駅販売しているたこめしが人気

はじめたきっかけはなんですか?

鳥塚亮社長がいすみ電鉄の社長になった9年前、地域鉄道として市民の足としての役目は終えていたいすみ鉄道を観光鉄道にしようという動きが始まりました。廃線の瀬戸際まで追い詰められていたいすみ鉄道を、国吉駅を拠点に観光列車として再興させようと、ボランティアとして市民が募られたことがいすみ鉄道応援隊の始まりです。

国吉駅の外観は趣がある。

一番大切にしていることはなんですか?

利用者がなにを望んでいるか常に考えることです。TVなどのメディアを見て、いすみ市に来てくれた人の期待に答えられるよう心がけています。せっかく来てもらったのに、幻滅させるわけにはいきません。 駅は玄関口であるから、いかにいすみ市にいい印象を持ってもらうかを考え、実践するのが応援団としての私の仕事です。

 

経営している松屋旅館。

今後の目標を教えてください

いすみ鉄道応援団をボランティア活動のままであるとできることが限られてしまうことから、法人を取得し、法人だからこそ出来るネットワークの構成にしました。
いすみ市で事業をしたい人と地域の窓口になる代わりに応援団の会員になってもらいます。すると、ネットワークビジネスのように活動の幅が広がるし、持続可能な活動になります。
そのつながりをより広域なものにするために応援団はイベントを企画しています、今後もこういった活動を続けて、魅力のある若者にきてもらいたいです。
現在はいすみ市はお年寄りが多く、若者が少ないのが現状です。けれど、1度来てもらったら継続して来てもらえる仕組み作りを目指していきます。

今後、まちのためにしたいことはありますか?

働き先がいすみ市にないから若者が出て行ってしまっています。その解決策として、大きな企業の誘致ではなく、10〜20人規模の企業をいくつも誘致したいです。待機児童ゼロ、海も山も15分でいける地域、東京までのアクセスも良好と条件が良いのがいすみ市です。移住してきた人がいすみ市住民とバランスが取れるよう、理解してもらえると嬉しいです。

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