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新しい土地で新しいことをはじめたい *移住ガイドブックより抜粋

Bäckerei Punkt   青木 優作さん 沙綾さん

東京⇒いすみ市に移住

「新しいことにチャレンジしたい」という思いから、2021 年にいすみ市に移住し、ドイツのパンとケーキとサンドウィッチの小さな店 Bäckerei Punkt(ベッカライ プンクト)をオープン。ドイツ人マイスターのもとで長年腕を磨いた優作さんが焼くパンと、菓子店で修業した沙綾さんが作るケーキが並ぶ人気店です。

移住したきっかけ

いすみ市のことは実はほとんど知りませんでした。偶然立ち寄った際に、直感的にいいなあと思って。二人で地方に住むのは初めてでしたが、のびのびと暮らしたいという思いと、「新しい土地で新しいことをはじめたい」というタイミングがちょうど合って、いすみでベーカリーを開こうと決めました。

都会との違い

東京に住んでいた頃の方が、出ていくお金が多かった気がします。家族3人で2DKに住んでいたのですが、狭いし家賃も高くて。下の階にもすごく気を遣っていましたが、今は戸建の住宅なので、子供が叫んで走っていても気になりません。必要以上に注意しなくて良いのが嬉しいです。
あとは、車の必要性ですね。車がないと不便だと感じていすみに来てから沙綾も免許を取りました。海や山、田んぼなど、季節を感じながら豊かな自然の中を運転するのが楽しいです。娘と一緒に海まで行ったり保育園の迎えはあえて散歩しながら帰ったりしていて、娘は虫やカエルを見つけて楽しんでいます。

起業をして感じたこと

世話好きなお客さんがたくさんいて、気にかけて声をかけてくださるのが嬉しいです。オープン初日も、ご近所にチラシを配ったのとSNSで告知をしただけでしたが、口コミでお店の情報を広げてくださったり、チラシをコピーして知り合いに渡してくださったみたいで、お店から離れた地区から見えた方もいました。その温かさに感動しました。ブルーベリー農家のお客様が話しかけてくれて、ブルーベリーを使った商品が生まれたこともあります。
また、いすみ市は先輩移住者が多く、SNSではお店同士の横のつながりもあるので、情報をもらったり相談できる環境が心強いです。地元のみなさんや先輩移住者のみなさんからのサポートのバトンが積み重なっている地域というのは、新規移住者にとってありがたいものだなと感じます。マルシェも数多く開催されるので、地域の方や移住者とつながりやすいのも魅力ですね。初めての店の開業と移住の場所を、いすみ市に決めて本当に良かったです。

ある1日のスケジュール

4:30  出勤(優作さん)
6:30  出勤・通園(沙綾さん・お子さん)
10:00    開店
17:00    閉店
18:00    降園・家族で夕食
20:30    就寝

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