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牛の尊さや酪農家のことを知ってほしい *移住ガイドブックより抜粋

馬上 温香さん(高秀牧場「ミルク工房」)

いすみ市⇒カナダ⇒いすみ市で起業

「牛の尊さや酪農家のことを知ってほしい」という想いで、2016年に高秀牧場「ミルク工房」をオープン。高秀牧場で大切に育てられた牛の、搾りたての牛乳を使ったジェラートは、地元産の野菜や果物とコラボレーションもしています。

一度は海外に出て視野を広げてきてほしい

「一度は海外に出て視野を広げてきてほしい」という両親の方針もあり、高校卒業後、カナダのトロントに留学していました。
カナダに永住するつもりで、大学卒業後は現地でスーパーバイザーやガイドの仕事をしたりしていましたが、23歳の時に父がチーズ工房を建てたことをきっかけに日本に戻ってきました。
「自分が本当にしたい事はなんだろう」そんなモヤモヤした気持ちを漠然と抱えながら、いすみ市に戻ってきてからは、地元小学校で学習サポーターの仕事などをしていました。その時に酪農教育ファームに参加し、「牛の尊さや酪農家の仕事を伝えていくのが私の使命なんだ」と気づき、今の仕事を始めました。

知らなかったふるさとの魅力に気づけた

知らなかったふるさとの魅力に気づけたことが一番良かったことです。昔は「こんな田舎早く出たい」とずっと思っていて、留学したカナダは都会で本当に楽しかった。けれど、いすみ市に一時帰国すると、やっぱりホッとする場所と感じることは、ずっと変わらなかったです。
戻ってきてお店を始めて、市の事業や色々なイベントに関わっていくうちに「いすみ市ってすごいんだ!」と思うようになりました。
1時間に1本しか走っていない、いすみ鉄道も昔は不便だと感じていましたが、今は視点を「観光」に変えたら、素晴らしいものだと思えるようになったんです。
牛の魅力に気づけたのもいすみ市に戻ってきてからです。昔は牛がいるのが当たり前の環境でしたが、今は牛が大好きになり「もっと知りたい」「魅力を伝えたい」と強く思っています。
牛は牛乳やお肉になるだけでなく、牛糞が堆肥となって使われたりと、自然の循環も促してくれる、とても尊い存在です。もっと子どもたちに牛の魅力を伝えていきたいです。

いすみ市に来たら絶対にいすみ市のことが大好きになる!

「いすみ市に来たら、絶対にいすみ市のことが大好きになる!」自信を持ってそう言えます。行き当たりばったりではなく、“いすみを選んで”きてほしいです。

農泊(ファームステイ)にチャレンジしたい

今後の展望は、農泊(ファームステイ)に興味があるのでチャレンジしたいです。

ある1日のスケジュール

9時 出勤
10時 ミルク工房オープン
17時 閉店業務、その後納品など

*たまに出張*
小学校での授業(食育・キャリア教育)
個人で呼ばれるもの(バターづくりや講演など)

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